(池田晶子記念)わたくし、つまり Nobody賞

(池田晶子記念)わたくし、つまり Nobody賞

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わたくし、つまりNobody賞

2025年 第18回

奈倉有里 奈倉有里 奈倉有里

【略歴】

【授賞理由】

【ブックリスト】

文化の脱走兵
文化の脱走兵

「国でいちばんの脱走兵」になった100年前のロシアの詩人、ゲーム内チャットで心通わせる戦火のなかの人々、悪い人間たちを化かす狸のような祖父母たち──あたたかい記憶と非暴力への希求を、文学がつないでゆく。 本を片手に、戦う勇気ではなく逃げる勇気を!  言葉を愛する仲間たちに贈る、待望のエッセイ集。

講談社◆定価1,600円(本体価格)
2024年7月刊

ロシア文学の教室
ロシア文学の教室

「この授業では、あなたという読者を主体とし、ロシア文学を素材として体験することによって、社会とは、愛とは何かを考えます」── 山を思わせる初老の教授が、学生たちをいっぷう変わった「体験型」の授業へといざなう。 取り上げられるのは、ゴーゴリ『ネフスキイ大通り』、ドストエフスキー『白夜』、トルストイ『復活』など才能が花開いた19世紀のロシア文学だ。 この戦争の時代を考えるよすがをロシア文学者・翻訳者の著者が真摯に描く、青春小説にして異色のロシア文学入門!

文藝春秋(文春新書)◆定価1,450円(本体価格)
2024年5月刊

ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ
ことばの白地図を歩く 翻訳と魔法のあいだ

ロシア文学の研究者であり翻訳者である著者が、自身の留学体験や文芸翻訳の実例をふまえながら、他言語に身をゆだねる魅力や迷いや醍醐味について語り届ける。 「異文化」の概念を解きほぐしながら、読書体験という魔法を翻訳することの奥深さを、読者と一緒に“クエスト方式”で考える。 読書の溢れんばかりの喜びに満ちた一冊。

創元社◆定価1,400円(本体価格)
2023年6月刊

アレクサンドル・ブローク 詩学と生涯
アレクサンドル・ブローク 詩学と生涯

神秘的な世紀末から革命の大火まで、ときに麗しの貴婦人の騎士、ときに人生を燃やす狂気の人、ときに混沌と死の体現者として、激動のロシア社会を歌った詩人ブローク(1880-1921)。 そこには童心を胸にあらゆる枠組みをはねのけ無効化しようとする闘いと、思想や倫理を超えた「火の詩情」を希求しつづける夢があった──。 折々の詩を交えつつブロークの生涯を最新の伝記研究に基づいて描き出すとともに、同時代の批評との関係も踏まえながらその詩学の核心に迫る本格的評伝。 東京大学而立賞、サントリー学芸賞受賞。

未知谷◆定価4,500円(本体価格)
2021年11月刊

夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く
夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く

「分断する」言葉ではなく、「つなぐ」言葉を求めて──。 高校卒業後、単身ロシアに渡り、日本人として初めてロシア国立ゴーリキー文学大学を卒業した筆者が、テロ・貧富・宗教により分断が進み、状況が激変していくロシアのリアルを活写する。 紫式部文学賞受賞。

イースト・プレス◆定価1,800円(本体価格)
2021年10月刊

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