謹告:第15回わたくし、つまりNobody賞の受賞者発表

2022年03月09日

第15回 「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」の受賞者は、選考の結果、
荒井裕樹氏に決定しました。

4月22日(金曜日)※、第15回表彰式と記念講演会を下記の次第で開催いたします。
読者の皆様をはじめ多くの方々のご参集をお待ちしております。

本と言葉を愛する方ならどなたでも参加いただけます。
参加希望の方は、「参加申込書」をダウンロードして、
4月10日(日)までにお申込みください。


※ 新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、
  従来、3月3日に開催していた表彰式を4月22日に順延しております。
  今後の情況によっては、開催次第に変更がありますことをご諒承ください。
  変更が生じます場合は、お申込みいただいた方々に事前にご案内申し上げます。
  また、今年度は、祝賀懇親会はとり止めとさせていただきます。

                記

●日 時 : 2022年4月22日(金曜日)
      午後6時30分~午後8時(午後6時受付開始)


●場 所 : 出版クラブホール3階 (正面入口のエスカレーターを昇ると3階です)
 ◎住所 : 東京都千代田区神田神保町1-32
 ◎電話 : 03-5577-1511
 ◎地図(PDF)

●参加費 : 一律 5,000円 本と言葉を愛する方ならどなたでも参加いただけます。
(報道関係者と、事前にお申込みいただいた書店員、ならびに当NPOの会員の方は無料です)

※ 「参加申込書」をダウンロードして、郵送/FAX/メールでお申込みください。



Download

第15回・参加申込書(PDF)




※ 整理の都合がございますので、
  4月10日(日)までに参加のお手続きをお願いいたします。

●参加票 : 確認後、4月10日過ぎに参加票をお届けします。
       参加票は、表彰式当日に必ずご持参ください。

●受賞者 : 荒井裕樹(あらい ゆうき)氏
1980年、東京都生まれ。 専門は障害者文化論、日本近現代文学。 東京大学大学院人文社会系研究科修了。 博士(文学)。 二松学舎大学文学部准教授。 障害や病気とともに生きる人たちの自己表現活動をテーマに研究・執筆を続ける。 著書に『隔離の文学――ハンセン病療養所の自己表現史』(書肆アルス)、『生きていく絵――アートが人を〈癒す〉とき』(亜紀書房)、『差別されてる自覚はあるか――横田弘と青い芝の会「行動綱領」』(現代書館)、『障害者差別を問いなおす』(筑摩書房)、『車椅子の横に立つ人――障害から見つめる「生きにくさ」』(青土社)、『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)などがある。

●授賞理由(要旨:詳細は表彰式当日に発表します)
冷笑、中傷、揶揄、論破。 あるいは、同調、追従、忖度、強弁。 いずれも、人を追い詰め、黙らせる言葉ばかりです。 そうしたいやな言葉が溢れる今日の分断社会にあって、沈黙を強いられた言葉、なかったことにされた出来事に目を向け、丁寧にすくい取ろうとするのが荒井氏の仕事です。 それは声を上げること、言葉にすること、表現することの本来の意味をあらためて問いなおすことにほかなりません。 人はなぜ言葉を使い、声を上げ、表現しようとするのか。 やむにやまれず出る言葉は、華々しくもなければ力強くもないかもしれない。 しかしそのたどたどしく言いよどむことの価値を、こうとしか言えないという切実さを捉えようとする氏の姿勢は、表現という行為のもつ力を確実に思い出させてくれます。 今後もその誠実さで、言葉と表現への信頼を取り戻し、あらたな可能性を広げていかれることを期待し、当賞を贈ります。

●懇親会 : 今年度は、とり止めとさせていただきます。

●主 催 : NPO法人 わたくし、つまりNobody
 東京都中央区日本橋本石町3-3-16
 電話:03-3270-1517
 お問い合わせは、電話もしくは「お問い合わせ」ページからお願いいたします。

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以上

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