池田晶子が、ここにいる。
未発表、書籍未収録原稿などを満載した待望の「最後の」新刊3冊。
先月刊行の『魂とは何か』に続き、残り2冊もまもなく刊行です。
4月初旬には、全国主要書店の店頭でご覧いただけます。
各冊共、当NPOが心をこめて編纂し、3つの問いに集成いたしました。
池田晶子が凝縮された新刊3冊、ぜひ、この機会にご一読ください。
(講談社/トランスビュー/毎日新聞社の3社より、各冊1,575円・税込)
『私とは何か──さて死んだのは誰なのか』 講談社・刊
世界を見つめる定点としての「誰でもない私」のまなざし。
私を考え、私を突き抜け、普遍に至る――果てしない自由へ。
『魂とは何か──さて死んだのは誰なのか』 トランスビュー・刊
その人が、その人であることの不思議を「魂」と名付けて考える。
なぜ私は書いているのか。たとえば、池田某をやっているこの感じ……。
『死とは何か──さて死んだのは誰なのか』 毎日新聞社・刊
どこまでも考えるその先に、展けてくる「死」という存在の謎がある。
永遠の謎。問い続け、言葉とともに生きてゆく、人生の味わいについて。
この3つの問いは、著者の仕事の柱であり、生涯最大の関心事。
それぞれの問い(各冊)は独立しつつも、いつも互いに重なり合って、それは辿り始めると終わることのない、一つのメビウスの帯のようです。
(『私』には、仕事の嚆矢である、小学生のときの作文を付録として収載。
『死』には、生原稿の付録と、未発表の語り下ろし原稿を収載しています)
各冊の詳細については、「池田晶子」ページをご覧ください。
このたび、著者がお世話になった3つの出版社が、それぞれ1冊を担当し、池田晶子の全貌を読者の皆さまにお届けしたい、という共通の思いのもとに装幀とサブタイトルを共にして、3社より、3冊同時発売いたします。
サブタイトル「さて死んだのは誰なのか」は、著者が記した自身の墓碑銘。
「悩むな、考えろ!」と語り続けた 池田晶子が、ここにいる。